アニマル桃太郎の元社長である百瀬耕二さんは、動物愛護法違反の「虐待」の罪で起訴され、現在公判中です。2023年9月に第6回目の裁判が行われる予定です。
また、百瀬耕二さんのアニマル桃太郎で飼育されていたペットたちは、クー&リクやペッツファーストという大手ペットショップに仕入れていたようです。
今回は、アニマル桃太郎の百瀬耕二社長の現在や、クー&リクとの関係について詳しくお伝えしていきます。
【アニマル桃太郎の裁判】百瀬耕二は現在公判中!
【2011年11月】動物愛護法違反で逮捕
2021年11月にペット繁殖場の「アニマル桃太郎」社長の百瀬耕二さんが「動物愛護法」で逮捕されました。

劣悪な環境で多数の犬の飼育を行ったというニュースはかなり衝撃的なものでした。

アニマル桃太郎で行われていたとされる内容は以下です。
(劣悪な環境での飼育)
・2か所で1000頭の飼育(1人当たりの飼育数をオーバー)
・糞尿を清掃しない
・眼病や皮膚病の犬を治療せず放置
・手術痕が開いて内臓が飛び出た犬がいた
・ゲージは薄暗く、汚物や体毛が付着して黒くなっていた
・犬舎内の異常なアンモニア臭

かなりひどいことが分かります。
その後、2022年8月には殺傷の罪で追起訴されました。
【2022年8月】殺傷の罪で追起訴
アニマル桃太郎の百瀬耕二さんは、2022年8月11日に「殺傷」の罪で追起訴されました。



これまでは「虐待」の罪だけでしたが、より重い「殺傷」の罪が追加になりました。
起訴状
去年8月、無免許で犬5匹に麻酔せず帝王切開を行い、腹に傷を負わせたなどの罪
逮捕された百瀬耕二さんは、現在裁判の公判中です。
【2023年5月】第5回公判
アニマル桃太郎の百瀬耕二さんの裁判は、現在5回まで行われています。
・2022年3月:初公判→起訴内容確認
・2023年2月:第2回公判→追起訴(殺傷罪)の審理、元従業員(男性)の証人尋問
・2023年4月:第3回公判→元従業員(女性)の証人尋問
・2023年5月:第4回公判→元従業員(男性)の証人尋問
・2023年6月:第5回公判→百瀬氏の証言
次回の第6回公判は2023年9月に獣医師の証人尋問が行われる予定です。



詳しい公判内容については、公益財団法人動物環境・福祉協会Evaのホームページで傍聴記録の詳細が分かります。
また、Eva会長の杉本彩さんが無資格で犬の帝王切開を行っていた元繁殖業者に対し「実刑を求める署名」を行い提出しました。


担当検事から「求刑の参考にする」という言葉もあったようです。
「これだけ多くの方から検察庁に対し『厳罰を求める』というご意見を頂きその重みは十分に感じている。この署名を今後の公判でどう反映していくのか検討をし、求刑の参考にしたいと考えている。」
引用:https://www.eva.or.jp/naganogyakutai



署名活動が、今後の百瀬氏の求刑に大きく関係していきそうですね!
また、アニマル桃太郎はクー&リクやペッツファーストといった、日本の大手ペットショップに仕入れていたようです。
【アニマル桃太郎】クー&リクやペッツファーストに流通
アニマル桃太郎の仕入れ先に大手2社
アニマル桃太郎の仕入れ先に、日本の大手ペットショップであるクー&リクやペッツファーストの2社が上がっています。



Eva会長の杉本彩さんがSNSで証言しています。
クーアンドリクもアニマル桃太郎の仔犬を仕入れ販売していました。この虐待事件の第5回公判についてです。ご覧ください。 https://t.co/80DZqAP13e
— 杉本彩 (@aya_sugimoto719) August 30, 2023
クーアンドリクもアニマル桃太郎の仔犬を仕入れ販売していました。
インスタでも証言しています。



2021年12月の投稿です。


大手の有名なペットショップ2社も、ここから仔犬を仕入れていました。
この最後のメンションで「クーアンドリク」「ペッツファースト」の名前が書かれています。


また、他にもSNSで「クーアンドリク」と「アニマル桃太郎」は仕入れ関係だったとあがっていました。
クーアンドリクと言えば、生体を降ろしてたアニマル桃太郎は激ヤバかったよな。



「アニマル桃太郎」は「クー&リク」が仕入れ関係にあったのは確かなようですね。
店頭販売禁止の声
アニマル桃太郎の仕入れ先として名前にあがった「クーアンドリク」と「ペッツファースト」は大手ペットショップです。
クーアンドリクは、国内に216店舗のお店があります。


ペッツファーストは、国内に79店舗あります。


このように、大手のペットショップがアニマル桃太郎と取引したいたことで、「生体販売」に批判の声もあがっています。
11/27号「週刊ダイアモンド」の取材記事発売!
— Eva (@everyanimal_eva) November 23, 2021
こちらの「ペット流通の酷い内幕」には、松本市のアニマル桃太郎事件について、そして桃太郎の犬を販売していたペット販売大手の「Coo &RIKU」や「ペッツファースト」の取材内容などが掲載されています。
ぜひお読みください。#動物環境福祉協会eva pic.twitter.com/hkdnP2zKFn



なかには、「ペット販売=人身販売」という声もありました。
全てのペットショップが悪ではないと思いますし、実際にペットが必要な方もいると思いますが、これを機に「ペット販売=命を扱うこと」についてしっかりと考えていく必要があると感じました。