ビッグモーターの経営計画書の内容がSNSで拡散され「社訓がやばい!」とメルカリやヤフオクにも販売があるほど話題になっています。
経営計画書の「今すぐ辞めてください」や「生殺与奪権」などの強い言葉が盛り込まれた内容は、「経営コンサルティング武蔵野」の小山昇さんが作成したものであると分かりました。
今回は、ビッグモーター社訓や経営計画書の内容や、小山昇氏との関係を詳しく伝えていきます。
●この記事で分かること
・ビッグモーター社訓・経営計画書の内容
・ビッグモーター経営計画書と武蔵野・小山昇氏との関係
【画像】ビッグモーター社訓がやばい!経営計画書の内容
経営計画書の内容が流出
ビッグモーター内部の経営計画書という名の社訓がニュースで報道されました。

経営計画書の内容が、あまりにも時代と逆行している内容で世間で炎上しています。

メルカリやヤフオクにも出品されてるほど…





しかも2万円…ちなみに売れてました…
内容を見ていきましょう!
「幸せだなぁ」毎朝唱和
ビッグモーターには毎朝唱和する言葉があります。


幸せだなあ!
俺(私)はツいてる!
やってやれないことはない。
やらずにできるわけがない。
親睦会などの不参加者は人事評価を下げる


社員旅行や親睦会などの会社行事の不参加者は、人事評価を下げる。
その場合の旅行積立金は、預かり金として退職時に返金する。



親睦会強制ということですね…
経営には強い意志と燃える闘魂が必要


経営は、強い意思と決定で決まる。
…経営には厳も穿つ強い意思が必要。
燃える闘魂。
…経営には、いかなる格闘技にも勝る激しい闘争心が必要。
体育会系だと言われる理由が分かりますね…
結婚式より仕事優先


結婚式は売り出し日を外して予定を組む
これは、パワハラLINE内容からも「結婚式などの事情は優先できない」会社だということが分かります。



なによりも仕事が優先ということですね…
有能でも社長の思想に染まらない人材は不要




会社と社長の思想は受け入れないが仕事の能力はある。
今、すぐ辞めてください。



「すぐ辞めてください」はかなりのパワーワードですね。
こうした思想が兼重宏行社長が「韓国総連」と連想される理由かもしれません。
ちなみに、兼重宏行社長は謝罪会見の時に「今すぐ辞めてください」の意味について「特に深い意味はない」と答えていました。
幹部には部下の「生殺与奪権」を与える


経営方針の執行性菌を持つ幹部には
目標達成に必要な部下の生殺与奪権を与える



生殺与奪権…聞いたことないです…
●生殺与奪権とは…
相手を殺したり、あるいは生かしたり、どのようにしてもよい、思いのままに処することができるという権利のこと


意味を調べると、ますます怖いですね…TT
ビッグモーターの驚くべき経営計画書内容ですが、なんとこの計画書を作成した人物にも驚きだったんです!!
【ビッグモーター経営計画書】作成者は武蔵野の小山昇
経営コンサルティング武蔵野の小山昇
ビッグモーターの経営計画書を作成したのは、経営コンサルティング武蔵野の小山昇さんです。


小山昇さんは、「会社を絶対潰さない組織の教科書」や「朝30分の掃除から儲かる会社に変わる」など執筆した経営コンサルタントの先生です。
こういう繋がりが怪しさを生んでしまいますね…
「朝30分の掃除」というところも、ビッグモーター経営計画書「毎朝の唱和」が連想できちゃいますね…



「朝30分の掃除」は、問題になっている「環境整備」とも関係しているのでしょうか…
そして、小山昇さんが「生殺与奪権」という考え方をビッグモーターに提唱したようです。
生殺与奪権は小山昇の受け売り
ビッグモーター経営計画書の「生殺与奪権」も小山昇さんの考えです。


上司が部下を評価する「プロセス評価」は、「上司の独断と偏見でつけて良い」というルールになっています。



経営計画書における「生殺与奪権」というのは、上司の独断と偏見で評価していいという意味のようですね…
小山昇と知床遊覧船事故
小山昇さんと言えば「知床遊覧船事故」で有名になった方です。
知床遊覧船事故を起こした運営会社をコンサルティングしていたのが小山昇さんだったのです。


知床遊覧船事故が起こった後、コンサルティングしていたとする記事が突然見れなくなったり、ラジオ番組が突然終了したりする小山昇さんの行動が「何か隠しているのではないか?」と世間に疑問を抱かせることになってしまいました。
知床で事故が発生した2日後の22年4月25日、この記事が閲覧不可能となった。ネット上では「読み直そうと思って見に行ったら無かった」「なんで削除した?」などと困惑の声が広がっていた。
引用:https://www.j-cast.com/2022/05/29438252.html?p=all
そのため、小山昇さんがビッグモーター経営計画書に関わっていたことで「何か怪しい」と世間に印象付けてしまったわけです。



2度の不祥事に関与となると、世間が疑ってしまうのは当然かもしれませんね…
ちなみに、経営コンサルティング武蔵野は記事削除した理由ついては「誤解を招くために行った」とし、再公開した理由は「疑念を払拭するため」と回答しています。
・「ダイヤモンド社書籍オンライン」の記事削除、再公開について
引用:https://www.musashino.co.jp/news/topics/1153/
当社代表が著作権者である当該記事掲載を”不適切”と判断したのは、現在の事故後の状況からして、元々の記事(その時点で)の真意が伝わらず、誤解を招く恐れがあると判断したためです。
そのため当該記事は一旦削除を要請いたしましたが、それが逆に『何かを隠しているのではないか』との疑念を招きかねないとの判断から、再公開に同意したものでございます。
武蔵野側が「何かを隠している」という事ではないようすが、良かれと思ってとった行動が、逆に世間に不信に思われてしまったということが分かりました。