ビッグモーター不祥事の報道により、次々と内部の不正が明るみになっている中でビッグモーターは一度も謝罪会見や経緯の説明を行っていません。
謝罪文や説明文はHP上で出されたものの、いまだに社長自らが謝罪しないことに世間は納得できていません。(追記:2023年7月25日に謝罪会見が行われ、社長の兼重宏行社長が謝罪しました。)
兼重宏行社長は謝罪会見の時に「認識の甘さ」が原因だったと話していますが、これだけではないという気がします。
今回は、ビッグモーターの謝罪会見をしなかった理由ついて詳しくお伝えしていきます。
●この記事で分かること
・謝罪会見しなかった理由
・ビッグモーターの現在の対応
ビッグモーター謝罪会見しないのはなぜ?
【最新】謝罪会見で「認識の甘さが原因」と回答
2023年7月25日にビッグモーターが謝罪会見を行いました。
その中で、今まで「謝罪会見が行われなった理由」について「認識の甘さ」が原因だと話しました。

7月18日に調査委員会の報告を開示した後、「これでは説明責任を果たしてない」という声をたくさん頂いて、これでは十分でないなと思い、この日の記者会見段取りしました。
もっと速やかに開けばよかったと、世の中を騒がせてしまったなと反省しております。
「特別調査委員会の報告開示だけで十分だと思った」というのは「認識の甘さ」だと言えますね。

しかし理由はこれだけではないでしょう…!
広報がいないから
ビッグモーターの謝罪会見が行われてこなかった原因を、元ビッグモーター社員である中野優作さんが解説してくれています。
広報がいないので対応する人がいない
今も似たような状況だと思います。
黙ってたら沈下するみたいな成功体験を1回得ている。
「じゃあ俺行きます!」っていう本部の役員もいない。トップもやらないだろうなと思う。
中野勇作さんが退職する5年前の話…という前提でしたが、今も原因は変わっていないだろう。とのことでした。
ちなみに、5年前の2018年から兼重宏行社長から実質の経営権は息子の兼重宏一さんへ移ったと言われています。
中野優作さんの話では、「ビッグモーター謝罪会見が行われない理由」は3つです。
・謝罪会見を行う担当の広報がいない
・過去の「だんまりで沈下した」という成功例
・謝罪会見をしようと先導できる本部役員がいない



どれを理由にしても世間は納得できる状況ではないですよね…
「だんまり沈下」の成功例について説明していきます。
過去に「だんまりで沈下」した成功例
ビッグモーターの不祥事が発覚した1番最初は2016年です。
2016年に発覚したビッグモーター内部の「慣行」について、産経新聞が報じました。
しかし大々的なニュースにはならずビッグモーターも「関与していない」と記者に対して答えただけで会見による経緯説明には至りませんでした。





これが1番最初の「だんまり成功例」です。
その後も、たびたび不正が報じられていますが、どれも謝罪会見や経緯説明を行わず「だんまり」で過ごしています。
現在の役員の方はどういう人なのでしょうか?
先導できる本部役員がいない
2018年で兼重宏行さんから兼重宏一さんへ世代交代が行われてから、兼重宏行さんを慕っていたほとんどの幹部社員はやめていったようです。
現在残っている幹部は、兼重宏一さんを慕っている方々ようですね。
兼重社長の息子に早くから接近して煽ってポディションを手に入れていた幹部は金、海外旅行、ゴルフ。十分いい思いをさせてもらってたと思う。
「率先して謝罪会見をしよう!」という方々ではなさそうですね…



これじゃあ、いつまでたっても謝罪会見はなさそうですTT
今まで、ビッグモーターが取ってきた対応についてお伝えしていきます。
ビッグモーターの現在の対応
ビッグモーターHP上での説明
ビッグモーターの不祥事が世間に大々的に公表されてから、ビッグモーターは公式HP上で謝罪を行い、経緯を説明しました。


しかしながらHP上のトップには掲載されず大々的でないことから、「反省してない」と世間から批判的な目を向けられています。



誠意が感じられない対応ですよね…
また、兼重宏行さんが社員へ向けたLINEが流出したあとの対応も文章だけでした。
LINE流出に対しての謝罪
2023年7月19日に兼重宏行社長の社員へ向けたLINEが流出しました。
LINE内容の「会社全体の組織ぐるみだと決めつけている。」といった文章が「メディア批判」だと報道されました。


これに対して、ビッグモーターは謝罪文を出しました。
広報担当者は産経新聞に「前半部分に不適切な内容が含まれていることについて猛省しております」と、兼重氏のメディア批判について謝罪する内容の回答を寄せた。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/3092daf89980572cdc032a4a42402a7d10045964
しかしながら、いまだに謝罪会見は行われておりません。



今後の謝罪会見の可能性について探っていきます。
【ビッグモーター】今後の国交省聴取で変化の可能性あり!?
国交省による聴取が実施
ビッグモーター不祥事が大きくり、会社側の謝罪も経緯説明もないため、ついに国交省が動き出しました。
もしそういうことがあったとしたら言語道断の話だと思います
我々も直接会社からヒアリングを行って適切に対応してまいります。



「だんまり」が回避できなくなってきました!
謝罪会見は早くて8月!? 7月25日に行われた!
国交省の聴取は、鈴木大臣は「早期に実施する」と回答しています。
国交省は7月上旬に同社にヒアリングを要請。同社は応じる意向を示していたが、具体的な日程は定まっていなかった。斉藤国交相は「早期に実施すべく日程を調整中。近日中に行いたい」と述べた。
引用:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE20BHO0Q3A720C2000000/
聴取の具体的な期間は明らかになっていませんが、ここまで「だんまり」を継続している以上、謝罪会見は聴取後の可能性が大でしょう。



となると、早くて2023年8月には謝罪会見が行われると予想できます!
今後のビッグモーターの動向にも注目してきます!