ビッグモーターの不祥事でビッグモーターの今後に注目する声が高まっています。
ビッグモーター不祥事により「ビッグモーターは上場してるの?」と疑問の声が上がっていましたが、ビッグモーターは上場をしていません。今まで謝罪会見や経緯説明が行われてこなかったのは、非上場企業であることが原因だと思われます。
実はビッグモーターの大株主はビッグアセットという会社で、ビッグアセットは兼重宏行社長と宏一副社長の資産会社です。そのため、今後も上場する気がないだろうということが予想できます。
今回は、ビッグモーターが上場できるのかや今後存続できる可能性について詳しくお伝えしていきます。
●この記事で分かること
・ビッグモーターは非上場企業
・ビッグモーターの大株主
・ビッグモーターの上場の可能性
【上場してる?】ビッグモーターは非上場企業で上場していない
ビッグモーターは上場してない
ビッグモーターと言えば、中古車大手販売のため「上場している」と思っている方が多いかもしれませんが、実は非上場企業なんです。
ビッグモーターは上場企業ではないので、売上高は非公開となっている。
引用:https://toyokeizai.net/articles/-/671660?page=3
ビッグモーターが「非上場企業である」という事実を知らなった方が多いようです。

意外と知らない方が多い印象ですね!
というのも、過去のビッグモーターの子会社が上場していたことが原因でした。
上場してたのは子会社のハナテン
ビッグモーターが「上場している」とイメージがあったのは、ビッグモーターの子会社だった「ハナテン」が関係しています。


当時上場していた子会社であるハナテンをビッグモーターが買収し、2013年から店名が「8710(ハナテン)」→「ビッグモーター」へ変更されました。


社名変更後のハナテン
ということで、上場企業だったのは「8710(ハナテン)」(今は全店ビッグモーター)なので、ビッグモーターは非上場企業であること間違いないです!
ビッグモーター上場してないのが問題!
ビッグモーターは不祥事多発で存続の危機
ビッグモーターは2023年7月に不祥事が大事になってから「今後どうなるの?」という声が相次いでいます。
ビッグモーターの不祥事がどんどん明るみになる中、「今後」について気になりますよね…
なかには「倒産」という声も大きく上がっていました。
今すぐ倒産にはならないと思いますが、このままの会社の状況では確実に「倒産の可能性は高い」でしょう。



ビッグモーターが今の体制であれば社会の信用をなくし、倒産の可能性は大いにあります。
ここで重要になってくるのが「今後、ビッグモーターが上場企業になるのか」です。
ビッグモーター存続には上場がカギ!
これまでビッグモーターが不祥事について沈黙していられたのも、トップの自由にできる「非上場企業」であったことが原因でもあります。
今のビッグモーター存続において「上場企業」になる大きなメリットは、「株主の意見が経営に取り入れらる」という点です。
●上場企業の特徴
引用:https://www.freee.co.jp/kb/kb-ipo/listing/#content1-2
- 主な株式所有者は投資家
- 株主の意見が経営に取り入れられる
- 株式を公開しているため資金が集めやすい
今まで、ビッグモーターは株主がいないため「他からの監視の目がない」状態だったわけです。
株主がいることで「内部の体制」や「コンプライアンスの強化」に繋がります。


上場することで、第三者の監視があれば「組織的な不正」は免れはずですよね!



しかし社会的信用がなくなった今、上場はできるのでしょうか!?
【今後どうなる?】ビッグモーターは上場できない!?
上場企業になるための条件
ビッグモーターが上場しよう!といっても、誰でも上場できるわけではありません。
上場する条件があります。





もちろん基準があるわけです。
詳しい内容としては
・収益性
継続的に事業を営み、安定的かつ優れた収益基盤を有していること
・経営の健全性
事業を公正かつ忠実に遂行していること
・企業のコーポレート・ガバナンス及び内部管理体制の有効性
コーポレート・ガバナンス及び内部管理体制が適切に整備され、機能していること
・企業内容等の開示の適正性
企業内容等の開示を適正に行うことができる状況にあること
ビッグモーターの不祥事が明るみになっている中で「健全性」「管理体制」「開示の適正性」はどれも不十分であることが分かります。



内部のパワハラなどが明るみになっているなか上場はかなり厳しそうです…
役員総入れ替えが必要
ビッグモーターは不祥事に対して「組織的に行っていない」としていますが、内部告発から「不祥事に本部が関わった可能性が高い」と世間では見ています。


ビッグモーターの水増し請求のための自動車損傷に「本部社員が蹴った」という証言もあります。これは「上場条件」である「健全性」や「管理体制」に反する行動です。



本部社員が不正を働いていたなら、上場は無理ですね…
現状、ビッグモーター不祥事に対する役員の対応は「報酬返上」のみです。
もし、このままの不正体質であれば世間は「上場に相応しい会社」だと納得できません。
ビッグモーターが上場するためには、幹部が責任をもって「総入れ替え」するくらいの抜本的改革が必要であると考えます。
しかしながら、ビッグモーターの謝罪会見で兼重宏行社長から「上場する気がない」ととれる発言がありました。
ビッグモーターの大株主は兼重親子!そもそも上場する気がない!
兼重宏行社長の「株主として関わっていく」発言
兼重宏行社長がビッグモーター謝罪会見で、社長を辞任し今後は「株主として関わっていく」という発言をしました。


新経営陣が一生懸命業績を上げてくれれば、ビッグアセットも収益上がってきますので
そういう関係で十分いいんじゃないかなと
公開会社の株主さんと同じような位置づけでいいと考えている



「株主として…」って、どういうこと?
実は、ビックモーターの大株主・筆頭株主は兼重宏行社長なんです。
ビッグモーターの大株主は「ビッグアセット」兼重親子
ビックモーターの大株主は「ビッグアセット」という会社です。
ビッグアセット社は、土地だけでなく、ビッグモーターの株を100%持っている。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/581ed4f50b7745431cb470aff860c3067b17797c
そして、ビッグアセットは兼重宏行社長と宏一副社長の資産管理会社であるわけです。
兼重宏行社長は謝罪会見の中で「今後それが問題あれば、考えていきたいと思ってます。」と株主としての関係について話しています。





ということは、「現在の形態はそのまま」ということになりますよね。
兼重宏行社長は「上場はしない」と考えていることが分かります。