2023年夏の高校野球の決勝に進出した慶応高校野球部ですが、甲子園野球児には珍しい「脱坊主」の髪型に注目が集まっています。(2023年甲子園では8強のうち3校が坊主ではありませんでした。)
慶応野球部の髪型は「いつから自由だった?」と疑問の声があがっています。
また、「脱坊主」という一見高校野球とは離れた校風が、慶応高校野球部の強さを関係していることが分かりました。
今回は、慶応野球部の髪型はいつから脱坊主なのか、強さとの関係について詳しくお伝えしていきます。
●この記事で分かること
・慶応高校野球部の髪型はいつから?
・慶応高校野球部の校風と強さの関係
【慶応野球部の髪型はいつから?】脱坊主は昔からだった!
慶応野球部の髪型は坊主じゃない!
2023年甲子園で決勝進出した慶応高校野球部で注目されているのが「髪型」です。


高校球児=坊主の印象がありますが、慶応野球部は短髪ですね!
慶応野球部は「髪型の強制」は行っていないようです。
【慶応野球部】脱坊主は昔から!
そもそも慶応野球部には「坊主頭」を強制するような校風はありません。
慶應義塾高校野球部では坊主頭は強制していませんが、個人的にそうしたいという選手がいれば認めています。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/3aac98516261d883784370f6be18f13f88e86e06?page=2



ただし、坊主頭にしたい人はしてもいいようですね!
髪型は自由ということです。


慶応の「脱坊主」について、とりあげれたのは今回が初めてです。
いつから「脱坊主」だったのかというと、実は「昔から」だったようです。
部長の赤松衡樹は「僕が知る限り、慶応はずっと頭髪に関しては自由です」と話す。
引用:https://bunshun.jp/articles/-/8495



なんで今回だけ話題になったのでしょうか…?
2023年甲子園では「8強のうち3校が丸刈りでない」ことが原因だったようです!
脱坊主は慶応だけじゃない!
2023年の夏の甲子園では、8強のうち3校が「脱坊主」の学校でした。
慶応高校、土浦日大、花巻東の3校です。



こちらは茨城県の土浦日大高校です





坊主ではありませんね!
続いて、岩手県の花巻東高校です。


坊主ではありませんね!
ちなみに花巻東高校は2018年に「髪型自由」になりました。
昨年8月、甲子園で敗れて地元に戻った翌日、佐々木洋監督が丸刈りの強制をやめると宣言した。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASM6T7W5FM6TUJUB00V.html



脱坊主化の流れが高校野球に来ていることが分かりますね!
そして、慶応高校野球部の強さの秘密も「脱坊主化」に隠れていると感じました。
【慶応野球部の強さ】脱坊主化の校風が関係
「脱坊主化」は自主性の象徴!
慶応は「髪型は自由」であって、「坊主がダメ」だというわけではありません。
髪型一つでも、「選手が主体的に考えて行動する1つ」であると考えているから「髪型は自由」なのだそうです。
頭髪の話題一つとっても、指導者が思考停止で何かを押し付けてしまうことは、選手の主体性を奪う行為だと言えます。慶應義塾には、「独立自尊」という言葉があります。周囲の意見に左右されず、自分の足で立ち、自分の目や耳で情報を集めた上で、自分自身の考えをきちんともつという意味です。
引用:https://number.bunshun.jp/articles/-/858419?page=2



指導者の言葉を「言われた通りにする」のではなく、「自分の考えを持つよう主体性」を育てているわけですね!


ちなみに、この「主体性」の考え方は花巻東高校も同じです。
「伝統だから」と安易に続けるのではなく、意味や意義を考えて欲しいという監督の思いがある。
引用:https://www.asahi.com/articles/ASM6T7W5FM6TUJUB00V.html
8教のうち3校が、「脱坊主化&主体性」ということは「主体性という校風が、強さに関係」していると分かります。
主体性は「髪型」だけでなく、「指導方法」にも表れていました。
「手取り足取り指導」はしない
もう一つ、慶応野球部で特徴的なのは「手取り足取り指導しない」ことです。
練習の中で、「自分なりに答えを見つけていく」ことを大事に指導しているようです。
1から10まで教えることや、手取り足取り指導するといったことはしていません。それよりも、選手自身がどのように打ちたいのか、どのように守りたいのか、どのように投げたいのかを自分で考えたほうがいい。自分なりの課題を見いだし考えていく中でコツをつかみ、自分なりの答えを見つけていくことに価値があるのです。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/bed7eefe26182e7f59f9acc8394df96e703e6697?page=2



こういった「主体的」に考えることが、選手個人を強くして、チームとしても「強く」育っていくのかもしれませんね。

