「ジャニーズばかり」が出演するMステの忖度が問題になっており、「前副社長であるメリー氏の圧力だった」と言われています。
ジャニーズの圧力は2020年から悪化し、実際に「Ⅿステに出れないアーティスト」も大勢います。
しかし、Mステの歴史を見ると「ジャニーズばかり」の本当の理由は、Mステの過去に原因があったことが分かりました。
今回は、Mステの忖度やジャニーズばかりの本当の理由について詳しくお伝えしてきます。
【Ⅿステ忖度の歴史】ジャニーズばかりの本当の理由
【1986年~】Mステが生き残れたのは「ジャニーズ」のおかげ
「ジャニーズばかり」と言われている「Mステ」ですが、最初は「忖度」の状況ではありませんでした。
というのも、Mステが長く番組としているのは、初期にジャニーズが視聴率を安定させた功績があるからです。
開始当初の『Mステ』は、視聴率的に苦戦していた。そこでとられた打開策が、1987年のデビュー以来爆発的なブームを巻き起こしていた光GENJIを毎週レギュラー出演させることだった。1988年のことである(これについては、番組スタッフだった山本たかおの証言がある。
引用:https://realsound.jp/2015/09/post-4527_2.html
Mステの初期の視聴率は8%と、当時の人気番組「べエストテン」20~30%と比較するとかなり低いことが分かります。
そこで光GENJIが毎週レギュラー出演することで、視聴率が安定し長く生き残れる番組となりました。


光GENGIの歌唱曲数が261とMステ1位なのは、過去のレギュラー出演していたので、当たり前ですね!
ちなみに、Mステの番組スタッフも「ジャニーズに恩義がある」と話しています。
【2007年】Mステ「ジャニーズ」に感謝
長年Mステが続いてきたのは「ジャニーズのおかげ」だということを、過去にMステ番組スタッフも話しています。
それじゃあうちは光GENJIを毎週出そうということになって、彼らをレギュラーにしたというわけです。われわれはそのことをいまだに恩義に感じているぐらいです。出演回数を見ても、光GENJIは最多で約234回。2位のTOKIOでも110回ほどです。これも、光GENJIが毎週出ていたことを考えると当然の数字です。ジャニーズと「ミュージックステーション」はとても親密な関係を持たせていただいているんですね。ですので、ジャニーズが毎週出るというのはうちの番組のひとつの特徴だし、これまでの歴史を見てもそれがプラスになっていることは確かです。
引用:https://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/07jasrac/kouki/12/kouki12.htm
「ミュージックステーション」の特徴は「ジャニーズが毎週出る」ということだとも言い切ってますね。



Mステがジャニーズを出演させるのは「感謝」であり、「忖度」ではなかったようです。


しかし、「感謝」だったものが2020年から「圧力により忖度」になった可能性が出てきました。
【2020年~】ジャニーズばかりの圧力はメリーが原因
【2020年~忖度に】嵐赤っ恥事件
ミュージックステーションとジャニーズが切っても切れない関係であることは、過去の「感謝」が原因であることが分かりましたが、2020年に感謝から「忖度」へと変わる事件が発生します。



「嵐赤っ恥事件」と呼ばれています。


2020年11月6日のMステで、嵐がとJ.Y.Park氏が手掛けるStrayKidsと共演した際に、「ダンスのレベルがあまりに段違い」という「嵐赤っ恥事件」です。
StrayKidsに比べたら、嵐の振り付け技術やスピードは、もはやラジオ体操といったレベル。もちろん、ダンスの種類が違うので比べられるのも酷ですが、並びが並びだったために……。芸能関係者からは“嵐は赤っ恥をかいた”という声もありましたね。
引用:https://pinzuba.news/articles/-/3655?page=2



このことが原因でメリー氏の圧力がかかったと言われています。
2020年からメリー圧力
2020年11月の「嵐赤っ恥事件」が原因で元副社長であるメリー氏によるMステへの圧力が始まったと言われています。
メリー氏は競合グループである韓流アイドルグループとパフォーマンスのレベルを比較されることを危惧して、“圧力”を掛けるようになったといわれています。『Mステ』から韓流グループが締め出された背景にあるのは、あまりにシンプルな理由、“実力差”ということですね
引用:https://pinzuba.news/articles/-/3655?page=2



ということは、Mステ側の「忖度」は2020年~という最近の出来事のようですね!


そのため、「Mステに出れないアーティスト」が誕生してしまったわけです。
Ⅿステに出れないアーティスト
Mステの歴史や忖度が関係し、「Ⅿステに出れないアーティスト」と呼ばれるグループが以下です。
・Da-iCE
・JO1
・INI
・BE:FIRST
・DA PUMP
・w-inds.



ジャニーズと同じような男性アーティストグループですね…
これには「忖度」以外の理由も関係していると考えられます。
【圧力以外の理由】制作側の意図
忖度以外にも、番組構成の観点から「他の男性アーティストが出られない状況」だとも言えます。
バランスを考えて、ジャンル、男女、年齢、曲調などでブッキングするようにしています。
引用:https://www.ritsumei.ac.jp/acd/cg/ss/07jasrac/kouki/12/kouki12.htm
Mステの特徴である「ジャニーズが出る」を優先すると、自ずと他の「男性アーティスト」の出演回数が減ってしまいますね。


しかし、2023年9月の「ジャニーズ性加害問題」の記者会見で、今度のMステが変化していくようです…!
【2023年~】ジャニーズ性加害問題後
ジャニーズ性加害問題の記者会見で「Mステの忖度」について、「圧力や忖度を解除する」とう東山紀之さんの発言がありました。
(記者)「ミュージックステーション」には、ジャニーズと競合するグループが出演しにくい状況が未だに続いています。(現在出演できていない男性アーティストは)過去にジャニーズ事務所がかけたプレッシャーに起因すると考えられます。(中略)こうした忖度はまだ続いたほうがいいか、お考えなのでしょうか?
(東山)(忖度や圧力は)必要ないと思っています。
この動きの影響か、「門戸開放」という流れがMステに起こり、2023年9月11日に「BE:FIRST」のMステへの出演の方向が決まりました。



Mステの歴史が大きく動いた瞬間ですね!
この流れから、「ミュージックステーション=ジャニーズ」という特徴が大きく変化していく可能性が大いに高いと感じます。