2023年9月3日に「ヤクルトvs阪神」の試合で、ヤクルトの山本投手のボールが阪神の近本選手の右脇腹付近に当たるという事件が起きました。8月~9月にかけて「ヤクルトの死球」トラブルが多発しており、「多すぎ」との声があがっています。
ヤクルトの2023年の死球数は121試合中に58球と他球団と比べ1番多いです。
そのため、世間から「わざと」という批判の声も上がっています。死球は「わざと」ではないと思いますが、死球後の高津監督や選手の態度、「ナイピ事件」も加わり、「わざと」と言われてしまったようです。
今回は、ヤクルトの最近の死球数や、2023年の死球数、「わざと」と言われる原因について詳しくお伝えしていきます。
●この記事で分かること
・ヤクルトの直近の死球数
・ヤクルトの2023年の死球数
・「わざと」と言われる死球後の態度
【ヤクルト死球が多すぎ】2023年8~9月の死球数が多すぎ!
「ヤクルトの死球数が多い!」と言われるのは、2023年8~9月にかけて「死球数」が目立っているからです。

ここ最近では3件あります。
2023年9月3日:阪神・近本の右脇腹付近
2023年9月3日の「東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガース」でヤクルト投手の山本選手のボールが阪神の近本選手の右脇腹付近に当たりました。



近本選手は7月の「右肋骨骨折」で復帰したばかり…
心配です。
2023年8月20日:中日・石川の頭部
2023年8月20日の「東京ヤクルトスワローズvs中日ドラゴンズ」の試合で、ヤクルト投手の高梨選手のボールが中日の石川昂弥選手の頭部に当たりました。


石川選手は救急搬送され「左側頭部打撲」され、特例措置により出場選手の登録が抹消されました。
「左側頭部打撲」と診断された中日・石川昂弥内野手を、脳振とう特例措置で出場選手登録を抹消した。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/6548ab5221e0a323ec608905a30812cdfaf83733



8月28日に再度出場選手登録されました!
2023年8月13日:阪神・梅野の左手首付近
2023年8月13日の「東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガース」でヤクルト投手の今野選手のボールが阪神の梅野隆太郎選手の右手首付近を直撃しました


梅野隆太郎選手は「左尺骨骨折」と診断され、今季の出場が絶望的と言われています。
岡田彰布監督(65)は「骨折。今年は無理だと思いますよ」と明かした。
引用:https://www.nikkansports.com/baseball/news/202308130001974.html



8月~9月にかけて3件も発生しています。
しかも阪神選手に対しては2回目です…やはり「ヤクルトの死球が多すぎ!」と感じてしまうのは仕方ありませんね。
2023年の死球数からも「阪神の死球が多すぎる」ということが分かりました。
【2023年ヤクルト死球数】121試合中58球と最多!「わざと」と批判の声多数
【2023年死球数】121試合中58球と最多!
2023年9月までのヤクルトの死球数は121試合中58球です。



他の球団と比べてみます。


2023年死球数を他の球団と比べて見ると、ヤクルトの死球数が最多であることが分かります。



数字から見ても「ヤクルトの死球数は多すぎ」ということが分かりますね!
しかし、ここまで多いと「わざと」という批判の声もチラホラ出てきています…
ヤクルト「わざと」と批判の声多数
ヤクルトの死球数が多いことで、「わざと」という批判の声が多数上がっています。
もちろん世間の皆様も「わざと」ではないことは理解していますが、ここまで死球数が多いと「わざと」と捉えられても仕方ないよね…という意見です。



プロ野球選手、集団として、今後死球への対策もしっかりと行っていただき、純粋に野球を楽しみたいです!
ヤクルトの死球に対して「わざと」と思われてしまうのは、死球後の態度が問題であることが分かりました。
【ヤクルト】「わざと」と言われるのは死球後の態度が問題だった
試合後の高津監督の「謝罪なし」
まず、1番多く上がっているのはヤクルト高津監督の態度です。
2023年9月3日の阪神戦では、阪神の岡田監督も怒りをあらわにしています。
阪神の岡田彰布監督は試合後、近本光司外野手が大量リードの九回先頭で右脇腹に死球を受けたことで「情けないのう。2年連続優勝のチームやしのう」と怒りをにじませた。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/f58091919803e224662f9961382972ba1384867c
試合後のベンチに高津監督の姿がなかったようです。





ヤクルトファンの方でも高津監督に対して苦言を呈しています。
高津監督や一部のヤクルトファンの言動のせいでヤクルトファン辞めそうなんだけども……
高津監督が「しっかりと謝罪すべき」と考えているファンの方は多いです。
昨日は試合後すぐに高津監督が三塁側ベンチに行き岡田監督に直接謝罪すべき。それが大人の対応いうものだ。
もちろん高津監督も謝罪の意は示しています。
高津監督は「申し訳なかった。もちろんぶつけようと思って、ぶつけてるわけではないんですけど、持ち球がシュートなので、そこにいってしまった」と説明した。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/012c5957e6436651ce7d01b705e2ff22da4ec253



しかし、2回目となると直接の誠意ある対応をすべきと感じてしまいますよね…
また、8月23日に行われた巨人戦の死球の時の高津監督の態度が炎上しています。
「死球」にリクエストの高津監督
2023年8月23日に行われた「東京ヤクルトスワローズvs読売ジャイアンツ」において、明らかな「死球」に対して高津監督がリクエストとリプレー検証も行いました。
打席に入った坂本勇人に対し、フルカウントから先発の小川泰弘が投じた直球は頭部付近を襲う一球となり、坂本は尻もちをつく形で何とかよけたが、危ない投球となった。この投球が坂本の右手をかすっており、死球の判定を受け、満塁となったが、高津臣吾監督はリクエストを行い、リプレー検証も行った。
引用:https://news.yahoo.co.jp/articles/5874d1e9c6108aa00ed9d76b085d71e0b2359fd8



とっても危ない球でしたよね…
明らかに「死球」に見えるのですが、「リクエスト」を行った高津監督に避難が殺到していました。



わざと…の批判の裏には、こうした態度が関係していまっているのかもしれませんね。
また、8月20日には「死球」があった試合にも関わらず阪神が「勝利パフォーマンス」したことでも炎上しました。
「死球」試合後の勝利パフォーマンス
2023年8月20日の「東京ヤクルトスワローズvs中日ドラゴンズ」の試合で石川選手が死球により病院に搬送されたのにも関わらず、ヤクルトの田口麗斗選手が、試合後に「勝利パフォーマンス」を行い批判が殺到しました。
その後、田口麗斗選手はSNSで謝罪しました。
また、試合後のアナウンスも「わざと」批判炎上の原因になっています。
「ナイピ事件」アナウンスも炎上原因に
まず、2023年9月3日の「東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガース」では、近本選手への死球があったにもかかわらず、スタジオDJが無失点でマウンドを降りたヤクルト・山本投手に対して「ナイスピッチング山本」と発しました。
神宮球場のDJが発した「ナイスピッチング山本」に阪神ファンから怒号が飛んだ。
引用:https://www.daily.co.jp/tigers/2023/09/03/0016772562.shtml



近本選手への死球シーンを考えると、阪神ファンの怒りは当然ですよね。


また、2023年8月13日には「東京ヤクルトスワローズvs阪神タイガース」でヤクルト投手の今野選手のボールが阪神の梅野隆太郎選手の右手首付近を直撃したのにもかかわらず、ヤクルト公式HP上で「好リリーフ」との記載がありました。


どうやら梅野選手の状態を知らず投稿してしまったようで、現在は消されています。
「梅野選手の骨折の情報を知り得ぬまま、適切でない表現の投稿を致しましたことを深くおわびします」と記し、「梅野選手のけがの状況を確認後、投稿を削除いたしました。今後、このような事がないように管理、周知徹底してまいります」とつづっていた。
引用:https://www.daily.co.jp/tigers/2023/09/03/0016772562.shtml



今回、ご紹介したの「ヤクルトの死球トラブル」は、すべて2023年8~9月にかけてのものです。そのため「わざと」という批判の声が高まってしまたのだと思われます。