2023年7月1日に解雇された音楽プロデューサーの松尾潔さんの発言により、作曲家の山下達郎さんに対し「がっかり」との声が多発しています。
山下達郎さんと松尾潔さんのやり取りで問題になっているのが、ジャニー喜多川氏の性加害問題による「山下達郎さんのジャニーズ側への忖度」です。
一連の騒動に対して、山下達郎さんがコメントを発表しましたが余計な一言でファンを「がっかり」させるまでに至ってしまいました。
今回は、山下達郎さんへの「がっかり」の理由や、ジャニーズ忖度の真相について詳しくお伝えしていきます。
●この記事で分かること
・山下達郎と松尾潔のトラブル経緯
・山下達郎への「がっかり」の理由
・山下達郎とのジャニーズ忖度の真相
【山下達郎にがっかり】最後のコメントが余計だった!
松尾潔が山下達郎のせいで解雇に
事の発端は、2023年7月1日の松尾潔さんのツイートです。
松尾潔さんが突然解雇された件で、「メディアでジャニーズ事務所に言及したのが理由」「山下達郎さんも賛成した」と発言後、山下達郎さんが「ジャニーズ事務所に忖度している」と炎上してしまいました。

これだと山下さんが解雇の後押しをした…って解釈できますね。
ちなみに、松尾潔さんがジャニーズに対してコメントした内容がこちらです。





特にジャニーズを批判した内容ではないですよね…
しかし、このコメントが理由で松尾潔さんが途中で解雇されたというのは事実だということが、山下達郎さんのコメントで分かります。
「山下達郎にがっかり」の理由
その後、山下達郎さんが2023年7月9日のラジオ番組で松尾潔さん突然の解雇の理由や、騒動の「ジャニーズ事務所への忖度」について説明をしました。



内容が長いので要約しますね!
●山下達郎のコメント内容
・松尾潔さんとは現在交友関係がなく「解雇を促す」ということはしてない
・ジャニーズへの一方的な理由も解雇の原因の一つだが、それだけではない
・自分(山下達郎)のジャニーズへの忖度は全くの憶測
・ジャニーズ性被害については当時から全く知らなかった
・性加害が本当なら許しがたいこと、事実関係の調査はすべき
・ジャニー喜多川さんの功績については、今でも尊敬している
・ミュージシャンという立場で、これからもタレント達を応援していきたい
ということでした。





他にも理由があるようですが、松尾さんの解雇理由が「ジャニーズ」であると認めています。
そのためラジオでコメントを発表後、多くのファンの方たちが「山下達郎さんにがっかり」だと発言したわけです。
山下達郎さんへの「がっかり」の理由はこちらです。
●山下達郎への「がっかり」の理由
・松尾潔さんへのコメントが同じ音楽仲間として軽薄すぎる
・ジャニーズ性被害について「知らなかった」というだけで、性被害についての自分の意見を言わない
・極論「音楽作ってるので、内部のことは知らない」と言っているようだ
要は、世間の人には山下達郎さんが「保身に走った=ジャニーズ事務所への忖度」と映ってしまったわけです。
たしかに、「ジャニーズ性被害」については過去に裁判で立証されている事実ですし、そのジャニーズに関わっているからこそ、「今後どうしていくか」ということを業界人として意見を述べてほしいですよね。



そりゃ「山下達郎がっかり」ってなってしまうよね~
しかし、「がっかり」の1番大きな理由は別にありました。
山下達郎の最後のコメントが余計だった
山下達郎さんに対する「がっかり」の理由ですが、1番は「最後のコメント」内容だと考えられます。
このような私の姿勢を忖度、あるいは長いものに巻かれているとそのように解釈されるのであれば、それでも構いません。きっとそういう方々には私の音楽は不要でしょう。
引用:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/07/09/kiji/20230709s00041000382000c.html
と、言い放ち「ジャニーズ忖度問題」に対するコメントが締めくくられました。
「私の音楽は不要でしょう」…この言葉は、かなり突き放した言葉のように感じてしまいます。



ファンからしたらかなり悲しい言葉ですよね…
山下達郎さんの「ジャニーズに対して忖度している」身の振り方以上に、「嫌なら聞くな」という言葉が「がっかり」したという1番の原因のような気がします。
今回の山下達郎さんに対する「がっかり問題」は「ジャニーズへの忖度」が関係しているわけですが、どのくらいジャニーズ事務所と密接に関係しているのか詳しくお伝えしていきます。
山下達郎とジャニーズ事務所との関係
【ジャニーズ提供楽曲一覧】全部で16曲
山下達郎さんがジャニーズに楽曲提供したのは全部で16曲です。
・近藤正彦
「恋のNON・STOPツーリングロード」「ハイティーン・ブギ」「Momoko」「永遠に秘密さ」「One More Time」
・少年隊
「湾岸スキーヤー」
・KinKi Kids
「Kissからはじまるミステリー」「硝子の少年」「ジェットコースター・ロマンス」「HAPPY HAPPY GREETING」「Amazing Love」
・木村拓哉
「MOJO DRIVE」「MORNING DEW」「Good Luck,Good Time」
・NEWS
「SNOW EXPRESS」
・嵐「復活LOVE」(2016年)
1970年代に山下達郎さんとジャニー喜多川さんが出会い、近藤正彦さんのディレクターがきっかけとなり、現在までジャニーズ事務所への楽曲提供を数多くしています。





16曲ってかなりの数ですよね…
楽曲提供の数からも、山下達郎さんとジャニーズ事務所(ジャニー喜多川さん)の関係は深いものだと分かります。
山下達郎はジャニー喜多川を尊敬
実際に山下達郎さんは、ジャニー喜多川さんへ尊敬の気持ちは今でも忘れていないといっています。
数々の才能あるタレントさんを輩出したジャニーさんの功績に対する尊敬の念は今も変わっていません。
引用:https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2023/07/09/kiji/20230709s00041000382000c.html



1970年頃からの長い付き合いですからね…


性加害が悪いとは分かりつつも、すぐに切り離せない何かがあるのかもしれません。



たしかに山下さんには、どうすることもできない問題だよね…
しかし、やはり同じ業界人として今問題になっている「芸能界の闇」について考えてほしいのも世間の意見です。
それなのに、性加害問題に切り込んだ松尾潔さんの解雇に賛成し(たように映り)、最後には「嫌いなら聞くな」というスタンスが今回の「山下達郎がっかり」に繋がったのだと思います。